幼少期の恋と現在の恋
ごきげんよう、荊乃薇です。
本日も歌にダンスにと励んでおります。
昔はただ、大きな声で歌えていればそれで誉められたものですが、成長すると求められるものも求めるものも増えるものですね。
幼少期は、もっと素直に楽しんだり出来たのに。
幼少期の自分は、なかなかにマセておりました。少女漫画はなかよしを愛読し、シンデレラのドレスを着てお洒落して、恋に恋する乙女でした。
しかし、まぁ、恋したいと思いつつも素敵な出会いがない。いや、出会いはあるけれどもときめかない。
周りの女の子はあの男の子が好きだの、格好良いだの話しているのに、私は好きだという感情が全く湧かない。
というか、男の子よりも女の子が可愛く見えて仕方ない。
大人の女性も魅力的に見えましたし、同い年の女の子も可愛くてなんだかときめく。安心もする。
それでも、男の子との少女漫画のような恋を目指して「○○くんが好きかも」などと言っては、なんだか虚しくなってしまったり。
こう思い返してみると、性的指向って環境は関係ないんだなーと。セクシャルマイノリティは親の躾が、環境が、なんて言われたりもたまにしますけれども。
少女漫画を読んでお伽噺にうっとりして、王子様を待つような女の子……だった筈なのに、好きになっていたのは王子様じゃなくてお姫様である女の子でしたから。
今でもそうですし。
結局、育ちじゃないのではないでしょうかね。
ちなみに、男の子は恋心を抱く対象じゃないと知ったのは、マセた男の子に告白されてこいびと(?)になったことがきっかけでしたね。
あー、こんなもんか……別にドキドキしないし女の子と遊びたいし、みたいな。あの時の男の子には申し訳ない。
それでいいって思ってたんですよ昔は。
女の子と遊んで、一緒にいて、まぁいつかは男の人と結ばれて……って。でも、成長するにつれて、そんな簡単な問題じゃなくない?みたいな
学校でも教えてくれませんしね、同性愛については。男の人と女の人が結ばれる前提で、いつか子どもを産む前提で話をされます。
それが生物としては正しいのでしょうけれども。
でも、同性愛というものがあると教えてほしかったなぁ……思春期は本当に苦しかった。
女の子はやっぱり男の子に惹かれて、恋しちゃった相手も他の男の子と付き合いだしたりして。異性愛前提で物事も進められますし。
あー、マイノリティってこのことか!と、学びました。
そういえば、同性での結婚が認められたら友達と結婚したい、という方も度々見かけますが、ぶっちゃけ上手くいかないんじゃないかなーと思う私です。
だって、友達でしょ?結婚って、その人と生涯を共にする契約みたいな、というか契約じゃないですか。
異性愛者同士が結婚しても、他の人と恋愛したときに支障をきたしますし、友達って、友達という関係だから上手くいくのでは?と
あー、でも、人生のパートナーとして、と考えたらアリですね。共生っていうのでしょうか。
結婚の形に囚われなければ………なんというか、ダメですね。もっと柔軟に物事を考えなくては……
友情婚は、私はアリだと思います。
夫婦、というよりは相棒だと思いますが。
共に生きる誰かがいることで、介護面などの福祉関係、孤独死の回避が出来るわけですし。
結婚の定義や意味、価値の幅が広がると考えてみるとちょっと楽しいかも。
異性愛には異性愛の悩みが、同性愛には同性愛の悩みがあるこの世の中で、互いに適切な距離をもって向き合えたら良いと思います。